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2015.01.08 Thursday

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    2014.12.09 Tuesday

    鏝絵細工を探す旅 〜 老舗温泉旅館で見たさりげない中心飾りの漆喰細工(神奈川県箱根町) 

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      今年も旅の途中で目にした鬼師の遺した飾り瓦、鏝絵師が作った漆喰細工やステンドグラスなどの幾つかをアトランダムに載せます。ご覧ください。


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      箱根塔之沢の温泉旅館「環翠楼(かんすいろう)」は、375年の歴史を持つ老舗中の老舗旅館です。


      明治17(1884)年に建てられたものの、大正8(1919)年に全館を銘木を用いて建て直します。


      しかし、4年後の大正12(1923)年に発生した関東大震災の大きな揺れで半壊、その後1年有余の歳月を費やして新たに建て直したものが現在の木造4階建ての建物になります。



                                        Dsc_0213                                                                                                                                                                                               
      11月中旬に紅葉狩りを兼ねて、ここのステンドグラスを見るため訪れ投宿しました。(ステンドグラスについては後日掲載します)


      館内は客室、大広間などをはじめあちらこちらが銘木が使用されていて目を奪います。さながら「銘木博物館」とでもいえそうなこだわりようです。



      Dsc_0201


      杉、桜、桐などをふんだんに使用した大広間は、天井の造りも格天井になっていて、ニ重折上げの珍しさ、美しさを見ることができます。照明具もクラシカルです。


      江戸時代には大名、旗本あるいは豪商たちで賑わい、明治に入って大官、政客、文人らが来泊し、こうした贅を尽くした環翠楼のおもてなしを堪能したことでしょう。


      環翠楼には多くの著名人が来遊しているのですが、大震災時に宿帳などの記録類や少なからぬ書画・骨董類が失われています。




      Dsc_0196

       

      それでも館内に遺されている美術品の数々に「お宝鑑定団」もびっくりするほどだと言います。


      大襖絵などに名画や名書の数々が遺っていて、惜しげなく飾られています。



      Dsc_0197


      こちらは女流の浮世絵師・小琴秀方が描いた六曲の美人画屏風で、香り立つ女性の風俗を抑えた色調の中に表現しています。



      Dsc_0160


      いたるところ見所があり、ゆっくり時間をかけてみても見飽きないものがあります。


      大浴場の天井部を見上げると、さりげなく実にみごとな漆喰細工が飾られています。



      Dsc_0148


      中心飾りも洋風の意匠を模っているのですが、違和感はありません。


      この他にも環翠楼には大正から昭和期のガラス、タイルなどの施工品や調度類など郷愁を誘うレトロなものを楽しむことができます。



      2015.01.08 Thursday

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